今までモーターで走る戦車模型はアメリカになかった

モーターを搭載した戦車の模型を発売したら瞬く間に大ヒット

パンサー戦車をモデルに選んだのは、情けない話ですが、形状が直線的で金型が作りやすかったからです。ただ、少しでもアメリカの模型との差別化をはかりたい、新しい工夫を盛りこみたいと思いました。そこで、小型モーターで走る模型にしようと考えました。アメリカの模型は確かにスケールモデルとしてはよくできていました。が、なぜかモーターライズ、つまりモーターを搭載した模型はなかったのです。パンサーは幅が広い戦車なので設計上、電池をセットするためのスペースを取りやすいという利点がありました。

とにかく、もう失敗はゆるされません。なんとしてでも、パンサー戦車をヒットさせたい。注目してもらえるアイディアはないか、毎日のようにあれこれ思案していました。そんなある日のこと、「世界の艦船」という雑誌をめくっていると、読者投稿欄にイラストレーターの小松崎茂先生の文章が載っていました。雑誌社からの依頼によるものではなく、みずから投稿されたものでした。(大先生なのに一読者として投稿するなんて、よっぽど船が好きなんだなあ)と思い、読み進むと、最後に住所が載っていました。

その住所を見て、私はとんでもないことを思いつきました。(パンサー戦車の箱絵が小松崎先生の絵だったら、もっとよく売れるのではないか)私は、以前からパッケージの重要性に着目していました。子どもたちが、どこを見て模型を選んでいるのか。もちろん値段や種類も大切な要素ですが、箱絵に描かれた世界に引かれて手をのばすのではないかと思っていたのです。摸型店のショーウィンドウには、完成見本が展示されています。
休みの日は、よくホビークラフトに打ち込んでいます。欲しいプラモデルなどを見つけるとすぐ買ってしまうので、自宅はまるで博物館のような状態になっています。


精密さも重要ですが、作りやすさも同じくらい大切なことだと思います。正月に鳴り響いたパンサー戦車の注文電話。金型の納期がさらに遅れ、発売時期が大きくズレこみました。本当はクリスマスシーズンに合わせ、11月中に発売したかったのですが、問屋さんに納品するのが年末になってしまいました。クリスマスには間に合わなかったけれど、まだ正月があります。

小売店は、お年玉をもらった子どもたちを目当てに、新年早々開店するのです。問屋さんへの配送は、ふだんなら運送屋さんにたのむのですが、12月30日に営業しているわけもなく、自分たちで届けることになりました。中型トラックにパンサー戦車を積めるだけ積みました。工場長とふたりで静岡を出発したときは、午後3時をまわっていました。

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